コンタクトレンズとは

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コンタクトレンズの使用方法について

コンタクトレンズの添付文書、ケア用品の使用説明書をよく読んで正しく使用する。

  • レンズ使用前に、必ず使用製品の添付文書をよく読み、使用方法に従いレンズを装用しましょう。
    また、定期検査の重要性を理解しましょう。
  • 添付文書の内容でわからないことがあれば、眼科医に確認してください。
    添付文書に書かれている内容をよく理解した上でレンズを使用しましょう。
  • 必要時に取扱方法や注意事項などを確認できるよう添付文書を大切に保管しましょう。
コンタクトレンズの添付文書、ケア用品の使用説明書をよく読んで正しく使用する。 イメージ

コンタクトレンズを取扱うときの注意

  • つめを短く切り丸くなめらかにしてください。
  • レンズを取扱うときは石鹸で手を洗い、きれいな布などで手を拭いてからレンズを取扱ってください。
  • レンズをつけたりはずしたりするときには、つめを立てたり指先が直接目に触れないようにしてください。
  • お化粧はコンタクトレンズをつけてから、お化粧落しはコンタクトレンズをはずしてからします(コンタクトレンズファースト)。
    お化粧がコンタクトレンズに付き、取れなくなって目に障害が出ることがあります。異常を感じたら眼科医にご相談ください。
  • 目からはずした後にケアとして、レンズの洗浄・消毒(ソフトコンタクトレンズの場合)・レンズケースの手入れなどを必ず行ってください。
コンタクトレンズを取扱うときの注意 イメージ

装用するときの注意

  • レンズの裝用時間には個人差があります。眼科医から指示された装用スケジュール、装用時間を守ってください。
  • レンズの中には使用期間が決まっているものもあります。眼科医の指示に従い使用期間を超えることなく定期的に新しいレンズと交換してください。
  • レンズやケア用品の取扱方法を誤ると眼障害につながります。レンズやケア用品(特にレンズケース)は清潔に保ち正しい取扱方法で使用してください。
  • 自覚症状がなく調子よく装用していても目やレンズにキズがついたり眼障害が進行していることがあります。異常がなくても眼科医に指示された定期検査を受けてください。
  • レンズ装用前に目ヤニや充血がないか、また装用後も異物感などがないか確認し、異常を感じたら眼科を受診してください。
  • 装用前にレンズに破損などの不具合がないか確認してください。装用中にレンズの破損などによる自覚症状が発生し改善しない場合は眼科を受診してください。
  • 自分のレンズを他人に渡したり他人のレンズを使用しないでください。
  • 眼科医の許可なくレンズを装用したまま寝ないでください。
装用するときの注意 イメージ装用するときの注意 イメージ

レンズケアの方法

  • コンタクトレンズには様々な種類があります。また、コンタクトレンズを洗浄・すすぎ・消毒・保存をする溶液(ソリューション)そして保存を行うレンズケースにも 様々な種類が存在しています。眼科医などの指示に従い、それぞれの製品に添付されている添付文書や使用説明書をよく読みその特徴をご理解いただいた上で、適切にご使用ください。1日使い捨てコンタクトレンズは、一度目からはずしたものを再装用することができませんので、ケアはできません。
  • 誤った使用方法や保存方法は、目のトラブルの原因となりますので十分にご注意ください。
  • 再使用可能なレンズは両面のこすり洗いを十分にすること。
  • 再使用可能なレンズは装用前にすすぎ洗いをすること。
  • MPSは開封後1ヵ月を目安に使用すること。
  • 使用後の消毒液は再利用しないこと。
  • 消毒液は他の容器に入れ替えないこと。
レンズケアの方法 イメージ

ソフトコンタクトレンズの正しいケア方法

レンズケースの手入れ

はずしたレンズを入れるレンズケースの手入れをしっかりとしてください。コンタクトレンズをきれいにケアしても、レンズケースが汚れていてはレンズを清潔に保てません。
レンズケースの手入れをおこたったり保存液を交換しなかったりするとレンズケースが細菌や雑菌の温床となり、そのケースに保存したレンズへ菌が付いて目に持ち込まれることで眼炎症や眼感染症を起こすこともあります。レンズと同様に、次のようにレンズケースの手入れをしてください。

  • レンズケースは毎回、洗って自然乾燥させてください。
  • レンズケースは定期的に新しいケースと交換してください。
レンズケースの手入れ イメージ

廃棄方法について

コンタクトレンズやその容器は、流しやトイレに廃棄しないでください。
コンタクトレンズやその容器の廃棄は、各自治体のゴミの分別ルールに従ってください。

例)使い捨てソフトコンタクトレンズの場合

使い捨てソフトコンタクトレンズの場合 イメージ
使い捨てソフトコンタクトレンズの場合 イメージ

※アルミのフタとプラスチック容器は完全に切り離し、別々に廃棄してください。
※プラスチック容器は、中の液を捨ててから廃棄してください。

例)ソフトコンタクトレンズ用ケア用品の場合

ソフトコンタクトレンズ用ケア用品の場合 イメージ
ソフトコンタクトレンズ用ケア用品の場合 イメージ
ソフトコンタクトレンズ用ケア用品の場合 イメージ

*メーカーやレンズの種類により一部素材が違うことがあります。
**本例は一例です。必ず各自治体のゴミの分別について確認を行ってから、廃棄をしてください。

定期検査

コンタクトレンズを安全・快適に使用するために、コンタクトレンズが目に合っているか、目に異常がないかなど定期的に眼科で検査を受けることが必要です。自覚症状がなくても、定期検査で視力の変化や目のトラブルを発見できることもあり、また目の健康と快適なアイライフのための貴重なアドバイスを受けることもできます。
定期検査にかかる時間や費用は診療機関ごとに異なりますので、必要に応じて受診する前に受診先の眼科にお問い合わせ下さい。また、日頃から充血など目に異常がないことを確認してからコンタクトレンズを装用し、コンタクトレンズ使用中にもし異物感など異常を感じたら、すぐに眼科医の検査を受けるようにしましょう。

(1)定期検査の内容

  • 問診
    眼科医や検査スタッフが、コンタクトレンズを使用していて気になることがないかをお聞きします。異物感、充血、視力低下、乾燥感、くもり、痛みなど自覚症状があるようでしたら、その状況を詳しく伝えましょう。
  • 視力検査
    眼科医や検査スタッフが視力検査を行ないます。コンタクトレンズ装用時の矯正視力が良好か、変化がないかを確認します。また、コンタクトレンズをはずした時の裸眼視力や近くの見え方の確認をすることがあります。コンタクトレンズ装用時の矯正視力に問題があれば、必要に応じてレンズ度数を変更するなどして、より快適な見え方になるようにします。
  • 眼科一般検査
    眼科医が目に異常がないかを確認します。目に異常があれば、目薬による治療やコンタクトレンズの使用を一時中止するなどの指示が出ます。
  • フィッティング検査
    眼科医や検査スタッフがコンタクトレンズと目の相性を確認します。相性に問題があれば、必要に応じてコンタクトレンズのカーブや直径等を変更し、より快適な装用感を得られるようにします。
  • コンタクトレンズのキズや汚れの検査
    眼科医や検査スタッフが、コンタクトレンズにキズ・破損・汚れなどの異常がないかを確認します。もしコンタクトレンズに異常があれば、目に障害を与えないよう新しいコンタクトレンズに変更し、より快適な装用感を得られるようにします。
  • 指導
    各検査で問題がある場合、眼科医や検査スタッフから適切なアドバイスがあります。

(2)定期検査のスケジュール

終日装用の場合、コンタクトレンズに慣れてからは3ヵ月に1回、また連続装用の場合は1ヵ月に1回が定期検査の目安となります。実際のスケジュールは眼科医の指示に従って下さい。