近年、CLの不適正な使用によるトラブルの増加が問題となっており、一層の正しい普及活動が求められていることから、CLの販売自主基準に基づく適正販売の促進を図るため、「コンタクトレンズを正しく使うための啓発大賞」を2016年〜2018年まで3回企画実施しました。
30店(9社)から応募がありました。流通委員会による1次審査、2018年5月17日に開催された理事会での最終審査を経て、
大賞1店、優秀賞2店、奨励賞2店が決定しました。
広小路コンタクト富山CiC店では、優しさと思いやりはずっと変わらず、時代の変化に合わせたサービスをプラスし、お客様にご来店いただけるよう努力されています。ご来店されたお客様の状況を確認し(前購入先がネット・雑貨店、長時間使用等)、各種わかりやすい説明のツールを用意されています。
対面での説明は、「なぜこうすることが必要なのか」をお客様のペースと状況に合わせながら、わかりやすく説明できるため、理解していただきやすくなっており、これまで重篤な眼障害の報告もないとのことです。
またスタッフの方への販売自主基準や局長通知、レンズ、ケア、眼障害等についての教育にも熱心に取り組まれています。

コンタクトレンズ使用状況チェックシートを使って、来店されるすべてのお客様に「気になることを再確認」していただき、チェックがついた項目について、お客様に丁寧にヒアリングされています。また、その際に眼科受診の必要性についてご説明もされています。再確認を機会に眼科を受診され、目の乾燥感等の症状改善につながっています。
CL協会やメーカー各社からの情報提供用資料も活用され、特に初めてコンタクトレンズを使用するお客様にご自宅でも読んで確認いただけるようお渡しされています。

チェックシート

各種情報提供用資料

翻訳アプリを備えたタブレット

英語表記の取り扱い説明書
上野マルイ店は、店舗の場所柄海外からの旅行者も多く来店されるため、言葉や習慣の違う外国の方にもわかりやく説明できるよう、タブレット端末と翻訳アプリを活用しお問い合わせに対応されています。また、「自主基準や処方箋に基づいて販売している」では伝わりにくいため、「目の健康と安全のため眼科の診察後のデータをもとに販売している」とお伝えし、理解納得の上、購入していただけるよう丁寧に説明されています。海外からの旅行者からも丁寧な説明と目の安全を守る販売は好評で喜ばれているとのことです。
2回目を迎えた啓発大賞、今回から賛助会員だけでなく正会員へも募集枠を広げて実施しました。
17店(7社)から応募がありました。流通委員会による1次審査、2017年5月18日に開催された理事会での最終審査を経て、大賞1店、優秀賞3店、奨励賞2店が決定しました。
エースコンタクトの事業理念である「安全で快適なコンタクトレンズを正しく提供する」を店長はじめ店舗スタッフ一丸となってコツコツと積み上げてこられた取組内容となっています。CL協会会員証と販売自主基準をセットでお客様の目につきやすいところに掲示していただいています。
コンサルティングツールとしてイラスト入りの見やすいPOPでの説明や、お渡し間違いがないようお客様と相互に確認するマニュアルの活用、HPやアプリによる啓発活動にも力を入れています。


来店のお客様へは、快適なコンタクトレンズを安心、快適に使用して頂けるようPOPを店内に掲載して必ず説明をされています。また、CL協会販売自主基準に基づく販売方法を徹底されています。
再来店時には、自社作成のチェックシートを活用しながら、コンサルティングを行った上で販売され、また不安な事や、思い当たる事がある場合は眼科の受診を勧められています。

コンタクトレンズを使い始めた若い人にも正しいレンズケアを行っていただくため、手書きのオリジナル漫画を作成されています。待ち時間に読めるよう直接手渡しし、さらにアンケートも行われた結果、読書率、役立ち率ともに90%以上の評価となっています。漫画の登場人物は実際に店舗のスタッフがモチーフとなっており、親しみやすさが感じられます。

実際にお客様の目の前でケア方法を実演されているので、わかりやすくより適切に伝わるようになっています。また、ITを使ってお客様のコンタクトレンズのデータを管理されているため、メールにて定期検査の案内、交換時期等をご連絡し、安全啓発に活用されています。
電話でのお問合せでもお客様の情報をすぐに確認でき的確な回答をお伝えできています。

2016年5月19日の理事会により厳正な審査が行われ、大賞・優秀賞は該当なしとなりましたが、次につながる熱意ある応募に対して敬意を表するとともに、評点上位3店には「奨励賞」を贈ることになりました。
デジタルサイネージを使用し、定期検査の推奨、医師の処方に基づく販売などの啓発を紙芝居のような形式で一定時間ごとに画面が入れ替わるプログラムとなっています。 商品を含む多情報を効率的に掲示し、公開されています。

コンタクトレンズ新規装用者に対して、スタッフがマンツーマンでレンズケアのやり方、取り扱いの注意点を説明を行っています。お客様が自信をもって取り扱いが出来るようになるまで寄り添って説明・確認を行っています。

コンタクトレンズの誤装用等での眼障害やコンタクトレンズの素材とその関連製品について、手作りPOPを作成しています。店内の目立つ場所に掲示し、定期検査喚起につなげています。
